- 今日も夜中まで仕事だった…
- 毎日深夜まで残業で疲れる…
- 今日も終電で帰らなきゃいけない(涙)
こんな風に、夜遅くまでの残業に毎日翻弄されている人、少なからずいらっしゃいます。
しかしなんで日本の会社って、こんなに長時間働かせるんでしょうね。
そして、その長時間労働に耐えて働き続ける日本人も凄すぎます。我慢強いですよね。
「我慢=美徳」みたいな考え方もありますが、その考えに基づいて仕事し続けていたら、あっという間に心身が壊れてしまいます。
毎日夜遅くまで残業することは、心身の健康を破壊してしまうリスクが高いんですよ。
ここでは、夜遅くまで残業しなければいけない人の対処法について検証していきますね。
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目次
毎日の残業を時間ごとにチェック!夜遅い仕事は何時間までならOK?

夜遅くまでの残業について検証する前に、まずは労働時間や残業そのものについて見ていきましょう。
法定の労働時間、休憩、休日
使用者は、原則として、1日に8時間、1週間に40時間を超えて労働させてはいけません。
使用者は、労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩を与えなければいけません。
使用者は、少なくとも毎週1日の休日か、4週間を通じて4日以上の休日を与えなければなりません。時間外労働協定(36協定)
労働者の過半数で組織する労働組合か労働者の過半数を代表する者との労使協定において、時間外・休日労働について定め、行政官庁に届け出た場合には、法定の労働時間を超える時間外労働、法定の休日における休日労働が認められます。この労使協定を「時間外労働協定」といいます。なお、時間外労働時間には限度が設けられています。
※時間外労働協定は、労働基準法第36条に定めがあることから、一般に「36(サブロク)協定」とも呼ばれています。
本文引用:労働時間・休日 |厚生労働省
上記は、厚生労働省にある労働時間と休日についての記述です。
労働者は、
- 1日の労働時間は8時間
- 週の労働時間は40時間
と労働基準法で決まっているんですよね。
この法定労働時間を超えて働かせてはいけない、となっています。
でも、多くの会社ではこの法定労働時間以上に働かされている人がいますよね。
なぜかというと、時間外労働に関する協定届を出せば、法定労働時間を超える時間外労働が認められることになっているからです。
それが、労働基準法第36条に基づく「36協定(サブロク協定)」というものですね。
この36協定があるため、法定労働時間よりはるかに長い時間労働をさせている会社が多く存在するわけです。
とはいえ、届け出さえすればいくらでも残業させて良いってわけでもないんですよ。
この36協定でも、時間外労働の上限時間を月45時間と設定しています。
つまり、20日間で割ると毎日約2時間程度までの残業ならOKということですね。
では現代の日本の会社の、実際の残業時間はどれくらいなのでしょうか?
まず、平均残業時間の調査結果のグラフを見てみましょう。

画像出典:約6万8000件の社員クチコミから分析した’残業時間’に関するレポート~Vorkers~
上記は、Vorkersという社員クチコミサイトの調査結果です。
この調査結果を見ると、全体の平均残業時間は約47時間。
1日あたりの残業時間は、1~2時間の人が全体の41.2%を占めています。
つまり、現在の日本の平均的な残業時間は1~2時間ってことになりますね。
しかしそれ以上の時間を拘束して、平気で残業させている会社も多々あります。
でもあまりに長時間の残業となると、健康面でも心配が出てきますよね。
いったいどれくらいの残業時間を超えると心身の健康に影響を与え始めるのでしょうか?
残業1時間~5時間までの人を比べてみたところ、こんな結果になりました。
毎日の残業が3時間を超えたあたりから、ヤバくなってきますね。
次は、個々の残業時間について一つ一つ見ていきましょう!
毎日の残業が1時間の場合
毎日の残業が1時間あるという会社は、よくあります。
「1時間くらいの残業なら当たり前」くらいに感じる人も多く、普通の残業時間といったところでしょうか。
毎日残業1時間×20日間=月20時間。18時定時だとして、19時退社ですね。
定時上がりよりはキツイですが、なんとか耐えられるレベルです。
特に残業代が支払われている状況なら、残業1時間くらいは良しとしましょう。
毎日の残業が2時間の場合
毎日の残業が2時間となると、少し辛くなってきます。
毎日残業2時間×20日間=月40時間。18時定時だとして、20時退社。
月40時間の残業は、ギリギリOKなラインですね。
36協定でも月45時間の残業時間まではOKとなっていますし、なんとか残業できる範囲です。
ただし毎日2時間も残業するとなると、プライベートな時間も全然持てず辛く感じることも多いですね。
また、月40時間の残業だと疲労もたまってくることが多いです。
人によっては月40時間の残業でも、辛くてキツイと感じてしまうでしょう。
毎日の残業が3時間の場合
毎日残業が3時間あると、かなり辛くなってきますね。
毎日残業が3時間×20日間=月60時間。18時定時だとして、21時退社。
心身の健康に影響が出始めるのは、この月60時間あたりからです。
月60時間もの残業をこなしていた人が、倒れたりうつ病になってしまったりするケースが多いんですよ。
プライベートな時間が持てないのはもちろん、心身の健康を破壊してしまうリスクが高くなるのが、この月60時間の残業です。
気づかないうちに心身に影響が出ているかもしれないので、毎日の残業が3時間もある人は気をつけた方が良いですね。
毎日の残業が4時間の場合
毎日の残業が4時間になると、もっと危険度が高まります。
毎日残業が4時間×20日間=月80時間。18時定時だとして、22時退社。
プライベートな時間はもちろんありませんし、体の疲労も半端じゃありませんよね。
また1日4時間以上の残業は、うつになる可能性が格段に上がります。
しかも、厚生労働省が言及している「過労死ライン」が、この月80時間の残業(1日4時間以上の残業・12時間労働)となっているんですよ。
過労死ラインにまで達している毎日4時間の残業…続けていれば、命の危険すらあるってことです。
心身の健康を破壊しかねないので、毎日4時間の残業をしている人は、転職を視野に入れた方が良いかもしれません。
毎日の残業が5時間以上の場合
毎日の残業が5時間以上となると、さらに命の危険が高まります。
毎日残業が5時間×20日間=月100時間。
18時定時だとして、23時退社。過労死一直線です。
23時って、もはや深夜ですよね。
23時まで仕事している人は終電での帰宅となる人も多く、中には終電で帰れるならまだマシ(いつも0時過ぎまで仕事している)なんて人もいるんですよ。
ここまでくると、もはや残業という名の暴力ですよね。
毎日5時間も残業したら心身の疲労はピークに達しますし、本当に過労死しかねません。
休日はヘトヘトで寝ているだけとなり、仕事以外のことができない人生となってしまいます。
仕事が生きがいで好きでやっている人なら問題ないのですが、そうでない人は逃げた方が良いレベルでしょう。
心身を壊してしまい、取り返しのつかない状態になってしまってからでは遅すぎます。

残業を時間ごとに比較してみましたが、結果は以下の通りとなりました。
- 毎日の残業は1~2時間までならOK(心身の健康を損ねるほどではない)
- 毎日の残業で3~5時間以上はNG(心身の健康を破壊する可能性がある)
もちろん体力や気力等には個人差があるので、上記が絶対というわけではないです。
毎日の残業が2時間でもヘトヘトになってしまう人もいれば、毎日の残業が4時間でも元気な人もいるでしょう。
ですが一般的には残業は2時間くらいまでが限界で、3時間以上の残業を毎日行うとなると、健康被害が出る可能性があるということです。
毎日仕事を夜遅くまで残業していた人の体験談


夜中まで仕事を行うのが、当たり前でした。もちろん、残業手当てなど出ません。
建設現場の管理の仕事で、毎日午前3時頃まで仕事をしていて、「自分は何のためにこの会社に入ったのか? 何のためにこの仕事をしているのか? なぜこの状況が当たり前になっているのか? 建設業そのものが腐っているのか?」 などと、口には出さずに、思っておりました。
転職してはみましたが、建設技術の仕事であることには変わらないことから、抜本的にはさほど変わっていない状況です。
結局、「何のために?」 と考えることそのものが、無意味であることに気がつき始めたところのような気がしています。
建設業界は人が足りていないだけでなく、ドMでなくてはやっていけないのかなと思います。ですが、自分には建築の技術しか武器が無いので、仕方ないですね。
(当時の年収:400~500万円/当時の業種・職種:総合建設業 建築)
毎日深夜まで残業っておかしい!こんな夜遅くまで仕事って当たり前なの?

朝から夜中まで働いてろくにご飯も食べられないしもうすごい疲れたし仕事辞めたいって言いたくなっちゃう
— みき (@replydake) 2017年6月25日
残業は何時間であろうともキツイものですし、辛いものです。
ですが今回は、特に「深夜まで残業」しているケースについて検証してみますね。
深夜までの残業の定義は人によって違いますが、ここでは「23時以降まで行う残業」ということにしておきます。
23時以降までということは、18時定時だとすると5時間の残業ということになります。
上記に挙げた毎日の残業5時間は、過労死ラインを余裕で超えていますよね。
毎日5時間以上×20日間だと月100時間以上の残業になり、それが毎日続けば心身に相当の疲労が蓄積されていきます。
心身が壊れる可能性がかなり高いので、夜遅くまでの仕事は本当にやめた方がいいですね。
こんな深夜までの残業は、当たり前ではなくむしろ「おかしい」んですよ。
でも深夜まで残業をする会社は、それが当たり前のような雰囲気になっていることが多いです。
自分だけじゃなくみんなが夜遅くまで仕事しているので、
- 「みんなやっているから仕方ない」
- 「自分だけやらないわけにはいかない」
と思い込み、当たり前だと思っている人が多いんですよ。
でも、全然当たり前じゃないです。
毎日深夜まで残業するなんて、普通じゃないんですよ。
万一残業代を全部支払ってもらっているとしても、深夜まで残業するというのはおすすめできないですね。
たまにならまだしも、深夜までの残業が毎日ならその会社を辞めた方が良いと思います。
深夜まで残業しても残業代すら支払われないなら、即刻転職するべきですね。
夜遅くまでの仕事はもう辛い!毎日深夜まで残業する様々なデメリット

深夜まで残業するということには、いろいろなデメリットがあります。
むしろデメリットが大きすぎて、「早く逃げた方がいいよ!」と言いたくなってしまうほど…。
このデメリットが全て当てはまる状態なら、早めに転職することをおすすめします。
睡眠不足になり疲れが取れない
毎日深夜まで残業していると、疲労がたまりますよね。
もし23時まで仕事しているとしたら、帰宅してすでに0時。その後ご飯を食べてお風呂に入って、寝るのは1~2時くらいでしょうか。
朝9時出社だとして8時前には家を出るとしたら、7時には起きないと支度してご飯まで食べられないですよね。これだと、5~6時間の睡眠となります。
6時間睡眠ならギリギリ耐えられますが、5時間の睡眠って結構キツイんですよね。
できれば7時間以上は寝た方が心身の疲労が回復しやすいので、どちらにしろ5~6時間睡眠では足りないと思います。
23時退社だと、人によってはもっと睡眠時間が少なくなる人もいるでしょう。(勤務地が遠い・家の雑用があるなど)
家に帰ってから家事をしないといけないなんて人は、寝るのが午前3時になったり…。
そうなると睡眠時間が4時間になりますが、これだと少なすぎますよね。
深夜まで残業を繰り返すと、長時間労働に加えて睡眠不足となり、疲労が取れない日々が続くことになるんです。
気力や体力がなくなる
深夜までの残業をして、睡眠不足と激務を続けていると、気力や体力がどんどん奪われていきます。
自分が好きで深夜まで残業している人ならともかく、生活のために仕方なく深夜まで残業している人は、疲労からどんどんヤル気がそがれていきますよね。
仕事以外のことをしようとしても、疲れが酷くて何もする気が起きなくなったり…。
休みの日も一日中ボーっと過ごしてしまい、何も楽しめなくなってしまいます。
体力が落ちていき日々の気力も失ってしまうのが、深夜までの長時間労働の結果ですね。
心身に不調が現れる
睡眠不足と激務による疲労、体力や気力の低下を感じても深夜まで残業を続けていると、今度は実際に心身に不調が現れるようになります。
体には、いろいろな症状が現れ始めますね。
まずは、免疫力が低下して風邪を引きやすくなります。他には、めまいや頭痛がしたり、蕁麻疹が出たり、胃腸炎になったり…とにかく病気になりやすいですね。
最悪のケースだと、脳卒中や心疾患を引き起こしてしまいます。
若くても長時間労働を繰り返していると、脳卒中や心疾患になりやすいんですよ。
また、うつ病の発症率も長時間労働によって格段に上がります。
1日4時間以上の残業を行うと、うつ病の発症率が2倍以上になるという調査結果もあるんですよ。
深夜までの残業は5時間以上となることが多く、確実に心身の健康に影響を及ぼします。
ほとんどの人が心身の健康を破壊されてしまうので、本当に危険ですね。
プライベートの自分の時間がない
深夜まで残業する毎日だと、プライベートな時間はありませんよね。
家族や友人、恋人と過ごす時間もなく、ただただ仕事だけの毎日。
それだけじゃなく、自分がのんびりテレビを見たりスマホを見たり、漫画を読んだりゲームをしたり…なんていう余暇の時間すらありません。
休日は休めますが、おそらく疲れすぎていて家で寝てしまうという人が多いでしょう。
これだと、なんのために生きているのかわからなくなってしまいますよね。
特に、「テレビやスマホをダラダラ見る」というのは無駄な行動のようにも見えますが、脳や体を癒しているので必要な時間でもあるんです。
でも深夜まで残業しなければいけない人は、こういった無駄と思われる癒しの時間が一切持てませんよね。
ストレス解消の癒しの時間すらなく、余暇を楽しむ時間すらない。
それが深夜まで残業しなければいけない人の、大きなデメリットの一つでもあります。
お金も貯まらない(サービス残業で残業代ももらえない場合)
どんなに遅くまで残業しようとも、残業代が出ていればまだ救いはあります。
でも残業代すら支払われず、サービス残業となっている人も多いんですよね。
そうなるとお金は貯まらないし、疲労だけが貯まるばかり…。
深夜まで残業している意味を見いだせず、何のために働いているのかわからなくなってしまいます。
夜中まで残業して疲労する上にお金も貯まらない、という負のスパイラルですね。
夜遅くまで仕事する人必見!毎日深夜まで残業がある人の対処法

深夜まで残業が続く人は、いったいどうしたらこの負のスパイラルから脱出できるのでしょうか?
次に、夜遅くまで残業をしている人の対処法をご紹介します。状況によってはできない対策もありますが、ぜひ参考にしてみてください。
必要以上の残業はしない
できるだけ必要以上の残業をしないように、自ら決めて早く帰るようにしましょう。
「絶対に20時には残業を終わらせて、家に帰る!」と決めて、帰宅するんです。
ダラダラと仕事をしていたら、残業時間が長くなるのは当たり前ですよね。
当日中に終わらせなくてはいけない仕事だけはこなして、明日でも良い仕事は明日にまわすんです。そして、決めた時間に退社する。
本日の仕事さえこなせば、帰っても文句を言われる筋合いはありませんよね。
必要以上の残業はせず、自分で決めた時間になったら帰社する勇気が必要です。
できるだけ早く帰れるように作業プランを作る
上記のように決めた時間に帰るためには、適当に仕事をするのではなく、作業プランを練ることが必要になります。
できるだけ残業しなくても済むように、プランを練って仕事をするんですよ。
効率よく仕事できるようになると、仕事時間を短くすることができるようになります。
どうしたら仕事時間が短くなるのか?何をどうやったら仕事を減らすことができるのか?などを事前に考えましょう。
一人で考えるのも良いですが、上司や同僚とも相談しながらできるとなお良いですね。
作業プランを練ってから仕事するのと考え無しに仕事するのでは、効率は全然違います。
残業時間を減らすためにも、事前に計画を立ててから仕事に取り組むようにしましょう。
必ず休憩時間を取り入れる
「使用者は、労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩を与えなければいけません。」と労働基準法によって定められています。
9時~18時までの間にすでに1時間休憩を取っていれば、残業時に他に休憩を取る必要はないことになりますね。
でも長時間の残業をするなら、必ず休憩の時間を別に設けた方が良いでしょう。
脳と体を休めることで仕事も効率よくできるようになりますし、何より心身の健康を維持できるようになります。
特に深夜まで残業するなら、必ず休憩を入れてくださいね。
上司に相談して残業時間を減らしてもらう
深夜までの残業があまりにも辛いなら、上司に相談してみるというのも有りですね。
「このままだと心と体がもたないので、もう少し残業を減らせないか」ということを伝えてみるのです。
周りのみんなが深夜まで残業するような会社だと、相談すらしづらいものがありますが…。
でも発言することで、上司が受け入れてくれて状況が改善される場合もあります。
もし言えるような雰囲気なら、上司に相談して残業時間を減らすようにしてもらうのも、一つの方法ですね。
周りを気にせず帰ってしまう
上司や同僚の目を気にせず、サッサと先に帰ってしまうという手もあります。
どんなに自分の仕事を効率よく進めても、「みんなが会社に残っているから帰れる雰囲気じゃない…」って会社もありますよね。
周りの雰囲気が「帰ってはいけない」という感じだと、例え仕事がなくても残業してしまう人もいます。
でも、そんな状態で会社に残っている意味はないですよね。本来、自分の仕事さえ終われば帰っていいわけなんですから。
なので周りの目は気にせず、先に帰ってしまいましょう。
ただ、これは後日「上司や同僚からどう思われても良い」とまで思えた人だけが使える手かもしれません。
変な目線を感じたり、嫌味を言われたりすることも少なからずあるからです。
でも、それでも堂々と帰っていいと思いますよ。
仕事をきちんとこなしているのに帰っただけで評価が下がる会社なら、辞めるべきです。
周りの目なんか気にせず、自分の大事な人生を楽しむことに時間を使ってください。
休日は疲労回復する
休日は外で遊びたくなるかもしれませんが、できるだけ心身を休めることに時間を使ってください。
毎日深夜まで残業していると、心と体は相当疲れています。自分でも気づかないくらい、疲労困憊しているはずです。
なので休日はできる限り休むようにして、疲労回復に力を入れるようにしましょう。
家から出ないでずっと寝ているのも有りですし、マッサージに行って体をほぐしてもらうのも良いですね。
アロマオイルを使ってリラックスしたり、お風呂にゆったり浸かってストレスを解消したり、とびっきり美味しいお菓子を買って食べたり。とにかく自分に甘くしましょう。
お金を使ってでも疲労回復に力を入れた方が、心身の健康を壊すリスクを減らすことにつながります。
休日は仕事のことを考えず、自分の好きなことだけをして、自分を労わってくださいね。
労働基準監督署や全国労働組合総連合に相談する
労働基準監督署や全国労働組合総連合に相談してみる、というのも一つの方法です。
労働基準監督署は国の機関であり、全国労働組合総連合は労働組合のトップ。
どちらも、長時間労働をしている人の相談に乗ってくれます。
労働基準監督署は、労働基準法に違反している会社を取り締まってくれる、警察のような存在ですね。
長時間労働を行う会社には、この労働基準監督署が立ち入り調査をしてくれます。
調査に入られたら、会社側は残業時間を改善せざるを得ないんですよね。
労働基準監督署に調査されて違反があれば指導されますが、それを無視していれば逮捕されて検察に送られて、犯罪者になってしまうかもしれないからです。
だから、この労働基準監督署を恐れている経営者は多いんですよね。
何をやっても残業時間が改善されないなら、労働基準監督署に連絡するのが一番です。
また、全国労働組合総連合に相談するのも良いですね。
労働組合の親玉のような存在である全国労働組合総連合は、より労働者側の立場になってくれるので、相談もしやすいです。
「相談しても動いてくれない」というケースもありますが、立ち入り調査まで行けば、ほとんどの会社は認識を変えて改善するようになります。
なので、労働基準監督署や全国労働組合総連合に相談することは、少なからず意味のあることです。
深夜までの辛い残業に悩んでいるなら、これらの第三者機関に相談してみてくださいね。
異動願いを出すか転職する
夜遅くまでの残業が辛いなら、異動や転職をするのが一番良いと思います。
自分の部署だけが深夜までの残業で、他の部署は定時に帰れる(もしくは長時間の残業がない)という会社なら、異動願いを出してみるのも一つの方法ですね。
でも会社全体で深夜までの残業が横行しているなら、転職してしまった方が良いでしょう。
「夜遅くまで残業する」っていうのは、普通のことじゃないんですよ。どこの会社でも行われているものじゃないんです。
定時に帰れる仕事だってたくさんありますし、残業があったとしてももっと短時間の会社は山ほどあります。
夜遅くまでの残業を要求する会社なんて、こちらから見切りをつけて辞めてもいいくらいの会社なんですよ。だから、転職してしまって良いと思いますね。
あなたは、もっと自分の人生を楽しむ権利があります。
会社に縛られて毎日夜遅くまで仕事をして、自分の時間をほとんど持てない日々をずっと続ける必要なんかありません。
もっと早く帰れる仕事に転職すれば、毎日何時間も自分のために使うことができるようになります。
毎日夜遅い残業に悩んでいるなら、ぜひ転職を検討してみてください。
転職サイトや転職エージェントなどに登録して、どんな仕事があるのか見てみるだけでも良いので、チェックしてみてくださいね。
登録後すぐに転職しなくてもいいんです。良い求人が見つかったらすぐに転職できるよう、逃げ道を作っておくだけでも気が楽になるので、まずは登録しておきましょう。
定時で帰れる残業がない仕事に転職した後のメリット

次は、夜遅くまで残業していた人が定時で帰れる仕事に転職した後に感じた、様々なメリットをお伝えします。
体調が良くなる
夜遅くまでの残業を繰り返していた人が定時に帰れる仕事に転職したら、劇的に体調が良くなることがほとんどです。
定時で帰れると長時間眠れるようになって睡眠不足が解消されますし、健康的なご飯を食べられるようにもなり栄養バランスも良くなります。
また長時間労働がなくなるので、体への疲労も以前とは比べものにならないくらい少なくなりますよね。
健康的な生活を送れるようになり、蓄積する疲労度も違うため、体調は格段に良くなるんですよ。
生活にゆとりができることで、心の状態ももちろん良くなります。
定時上がりの仕事につくと、確実に心身の健康を取り戻すことができるんですよね。
心身にゆとりが出て気力やヤル気が復活
残業がない仕事に就くと、信じられないくらい心と体に余裕ができるようになります。
時間があるからのんびりできますし、ゆとりができるようになるので、気力やヤル気も復活してくるんですよ。
自由な時間が多ければ多いほど、心と体に余裕が出てきます。
すると仕事自体のヤル気も復活し、効率よく仕事ができるようにもなるんですよね。
プライベートな時間が充実する
定時上がりの仕事に就くことによって、プライベートな時間を楽しむことができるようにもなります。
家族との時間・恋人との時間・友人との時間…今まで持てなかった楽しい時間を、持つことができるようになるんですよね。
休みに旅行にだって行けるようにもなりますし、金曜日の夜には飲み会を楽しむこともできるようになります。
本来は、このプライベートな時間を楽しむために働いているんですよね。
残業がなければ、そのプライベートな時間をしっかり充実させることができるようになります。
趣味や勉強・副業の時間も取れる
定時で帰れる仕事に就けば、時間にゆとりができるので趣味を楽しむことができるようになります。
今まで我慢してきたゲーム・漫画や読書などを、思いっきり楽しむことができるようになるのもメリットの一つですね。
また将来のキャリアアップのために、資格取得の勉強に時間をあてることもできます。
定時で帰れるけど給料が少ない会社だった場合、規定違反にならなければ副業だってできますよね。
せどりをしたり、ライティングで稼いだりと、今はいろんな副業方法があります。
空いた時間を副業に費やせば、給料以外からも収入を得ることができるようになるんですよ。
そんないろいろなことに時間を使えるのも、定時上がりの仕事ならではですね。
「定時で帰れる仕事」は以下の記事に掲載しているので、気になる人はチェックしてみてください。
【まとめ】夜遅い仕事はもう辞めよう!毎日深夜までの残業に疲れたら転職した方が良い

毎日夜遅くまで残業したり、深夜まで残業をしなければいけない人は、本当にキツイと思います。
でも、それは決して「当たり前」のことじゃありませんよ。
普通じゃないんです、そんなに遅くまで働くってのは。
自分が好きでやっているならいいのですが、もし嫌々やっているなら、できれば環境を変えた方が良いと思います。
環境を変える一番の方法は、やはり転職ですね。
できれば在職中に転職先を決めるのがベストですが、夜遅くまで残業している人は転職活動の時間すら取れないでしょう。
在職中にできないなら退職後でも構わないので、まずは今の会社から逃げることを考えてください。
ただ、転職には不安なことも多く、なかなか踏み切れない人もいますよね。その気持ちはよくわかります。
転職することに罪悪感を感じたり、次の転職先が見つからない不安(金銭的不安)を感じてしまって、その一歩を踏み出せないんですよね。
でも、今の会社にずっと勤め続けるイメージをしてみてください。これから先何年もずっと、夜遅くまでの残業に耐えて勤め続けられますか?
もし、「このままの状態がずっと続くなら、今の会社には居られない」と思うなら、早めに転職した方が良いですよ。
転職するなら、早ければ早いほど有利になります。思い立った今がチャンスなんです。
今すぐ転職するわけじゃなくても、転職サイトを覗いてどんな会社があるのか見ておくだけでも全然違うので、登録だけはしておきましょう。
心と体が悲鳴を上げて完全に壊れる前に、自分を守ってあげてくださいね。それができるのは、あなたしかいないのですから。
僕は以前の会社で、毎日のように深夜まで残業していました。21~22時近くまで仕事をして、そこから帰宅ということが多かったです。
自社から近い場合はその日のうちに帰れるのですが、営業先が遠方の担当になってしまうと直帰できなくて。。
22時に終わって1時間ほどかけて会社に戻り、作業をしてそこから帰宅という感じでしたね。
だいたいいつも日付をまたいで仕事していることが多く、辛い毎日でした。
今は転職して給料は半分以下まで減ったのですが、生活が安定して余裕もできています。
精神的に辛い、体力的に厳しいと感じることがなくなり、毎日楽しい生活を送れるようになりました。
(当時の年収:500万円以上/当時の業種・職種:サービス業・営業)